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一般財団法人 自然環境研究センター

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先輩の声

S.I.さん

様々な専門性が生きる職場

S.I.さん
●所属:第1研究部・研究員
●採用年:2024 年採用
●最終学歴:宮崎大学 医学獣医学総合研究科 医学獣医学専攻
●専門:解剖学・組織学(特に爬虫類の組織形態)

私は学生時代、獣医師免許取得後は大学院で外来種のトカゲの研究を行っていました。現在は、主に鳥獣の管理を取り扱う部署に配属され、作業者と動物の双方にとって安全な麻酔プロトコルの検討、感染症情報の収集といった獣医師としての専門性を活かした仕事や、研究の専門と関連した希少爬虫類の保護増殖事業に携わっています。業務内容が多岐にわたり、日々勉強ですが、自然研には多様な分野の専門家が在籍しており、先輩職員から刺激を受けながら、知識や技術を得られることは大きなやりがいになっています。

 

S.I.さん

様々な業務に挑戦しながら成長できる職場

R.N.さん
●所属:第1研究部・主任研究員
●採用年:2020年採用
●最終学歴:東京大学 教養学部 広域科学科
●専門:広域システム科学、メタゲノム情報による生物多様性評価

私は異業種から中途採用で入所しました。自然研では、固定の担当ではなくプロジェクトごとに組織されるチームで業務が進められているため、部署の垣根をこえて様々な業務に挑戦しながら成長することができました。現在は、生物多様性の保全に関する制度や政策の策定支援などを通じて、「ネイチャーポジティブ(自然再興)」の実現をめざしています。情報収集や資料作成は容易ではなく常に学びが必要で、専門家会議の運営などでは調整力が試される場面も多いですが、大きな目標への一歩を生みだせる充実感は格別です。

 

M.A.さん

やりがいのある仕事と子育てとの両立

M.A.さん
●所属:第1研究部・主任研究員
●採用年:2020年採用
●最終学歴:京都大学大学院 理学研究科 生物科学専攻
●専門:動物生態学、保全遺伝学(主に淡水魚類)

私は哺乳類や魚類を対象とした、外来種対策や希少種保全に関する業務を主に担当しています。大学院では魚類の研究をしていましたが、哺乳類については入所後に一から学んでおり、自身の経験を活かしつつ、新たな知見を広げられることにやりがいと面白さを感じます。
また、入所5年目に第一子が誕生し、約半年間の育休を取得しました。現在は復職していますが、勤務形態が専門業務型裁量労働制で出退勤時間等の融通が利くことや、テレワークも活用できることから、仕事と子育てを両立しやすい職場環境だと思います。

 

K.A.さん

カモシカとの出会いから、夢を仕事に

K.A.さん
●所属:第1研究部・主任研究員
●採用年:2018年採用
●最終学歴:早稲田大学大学院 人間科学研究科地域・地球環境科学研究領域
●専門:野生動物管理学・動物生態学(主にニホンカモシカ)

修士でカモシカを研究し、その保護管理の重要性を感じました。この経験から、カモシカをはじめとする哺乳類の保全に携わりたいと思い、自然研に入所しました。自然研の魅力の一つは、現場で考えたことや自身の知見を行政に還元することで、人と自然が共生する社会の実現を目指せる点だと思います。また、管理の最前線で日々新たな課題に向き合い学び続けられる環境でもあります。この環境だからこそ、思い描いていた「将来もカモシカが当たり前に生息する自然」というビジョンに向かって前進できると感じます。

 

K.Y.さん

様々な学びのある職場

K.Y.さん
●所属:第1研究部被害防止室・研究員
●採用年:2022年採用
●最終学歴:日本大学 生物資源学部 森林資源科学科
●専門:動物生態学

学生時代にはイノシシの行動について研究しており、元々フィールドワークが好きで狩猟も行っていました。自然研ではより深く人間社会と自然環境との関わりについて携わることができると思い入所しました。
業務では主に、銃器やわなを使った捕獲現場だけでなく、自動撮影カメラを用いたシカやイノシシなどの野生動物調査も担当しています。
自然研は幅広い業務に携わることができ、動物への知識だけでなく捕獲や調査技術どちらもスキルアップすることのできる職場です。

 

H.M.さん

映画が導いた鳥獣保護管理の道

H.M.さん
●所属:第1研究部鳥獣被害防止室・主任研究員
●採用年:2019年採用
●最終学歴:東京環境工科専門学校 4年生課程 高度自然環境管理学科 野生動物管理技術者コース
●専門:鳥獣保護管理

映画『狩人と犬、最後の旅』をきっかけに東京環境工科専門学校で自然環境の保全と管理を学びました。当初は狩猟への興味から入学しましたが、学びを通じて鳥獣保護管理の担い手として捕獲活動に携わりたいと考え、自然研に入所。現在は伊豆大島でのキョンの銃器捕獲や3000m 級の山でのニホンジカのわな捕獲に従事しています。自然研ではフィールドスキルや動物知識、調査技術、関連法令を学び、一般人がほとんど訪れない場所での調査など特別な経験ができることに魅力を感じています。体力的にも大変ですが、日々楽しさを実感しています。職場の人も優しい人ばかりです。

 

Y.S.さん

学術の成果と行政施策の強いリンクを目指す

Y.S.さん ●所属:第2研究部・研究員
●採用年:2024年採用
●最終学歴:北海道大学大学院 環境科学院 生物圏科学専攻
●専門:林床植物や高山植物の繁殖生態・成長特性

大学院で植物生態学の研究を行ってきたこともあり、自然研では主にレッドリストの作成や、高山帯のモニタリング調査業務に携わっています。大学院で学んだ技能や専門知識を生かせる機会が多い一方で、専門外の分野に関わることも多く、自然研は新しい知識を継続的にインプットできる環境だと思います。研究機関と行政機関のコミュニケーターの役割を務めることが多いため、学術の成果が行政の施策へ反映される現場に立ち会うこともあります。こうした現場は、元来研究好きの私にとって大きな魅力だと感じています。

 

S.K.さん

次世代に繋がる環境政策の未来を推進する

S.K.さん
●所属:第2研究部・研究員
●採用年:2023年採用
●最終学歴:東京農工大学大学院 連合農学研究科 生物生産科学専攻
●専門:主にウミガメ類を対象にした生理学・生態学

私は博士号を取得した後、いくつかの機関で研究職に従事していましたが、絶滅危惧種を研究対象とする中で、実際の保全政策の現場について知りたいと思い、自然研に入所しました。自然研の魅力は、環境政策に直接携われる点です。私は入所当初から主にレッドリスト作成業務に従事していますが、多様な分類群を扱うことに悪戦苦闘しながらも、研究者や行政関係者と密にコミュニケーションを取り、希少種保全政策の基盤作成に取り組んでいます。これらの業務を通じ、環境政策の未来を推進していきたいと思っています。

 

N.I.さん

好きなことを仕事に

N.I.さん
●所属:第2研究部・主任研究員
●採用年:2020年採用
●最終学歴:東京大学大学院 農学生命科学研究科 生圏システム学専攻
●専門:保全生態学

中途採用で自然研に入所し、鳥に関する業務に携わっています。これまでに希少種の保全、鳥獣保護区の調査や管理方法の提案、感染症対策など様々な業務を担当してきました。子どもの頃から鳥が好きで、大学の研究でも扱いましたが、今も最新情報を追いつつ日々勉強中です。業務の幅が広いので、前職の経験が意外なところで役立つこともありました。
好きなことが仕事になり、野生動物や社会に貢献したいと思うと、自ずと仕事に力が入ります。頑張ることで得られるものはたくさんありますし、何より楽しくもあります。

 

A.W.さん

仕事を続けることで見えてきたもの

A.W.さん
●所属:第2研究部・主任研究員
●採用年:2016年採用
●最終学歴:茨城大学大学院 理工学研究科 理学専攻
●専門:昆虫生態学、群集生態学

生物を守る仕事がしたいと思い、前職を経て入所したのが9 年前。希少種保全や外来種対策等の業務を担当してきましたが、入所3年を過ぎた頃から他の業務と担当業務の繋がりがわかるようになってきました。例えば、調査している生物がどのように希少種として選定されたかを知ることは、現場と法律が繋がる瞬間であり、パーツ(事業)に分かれた環境施策の全体像が見えるときです。それが実感できることは自然研の魅力であり、そしてどの業務でもやりがいが持てる理由だと思います。

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