京都大学、環境省小笠原自然保護官事務所、自然環境研究センターの共同研究成果がBiological Invasionsに掲載されました
京都大学、環境省小笠原自然保護官事務所、自然環境研究センターからなる共同研究グループは、小笠原諸島で分布を拡大している特定外来生物グリーンアノール(爬虫類)を対象として、葉の表面に残された環境DNAをガーゼで拭き取ることで本種の存在を高感度で検出する手法を開発しました。従来の粘着トラップではほとんど捕獲実績のない超低密度生息地からも、低濃度ながら環境DNAを検出することに成功し、グリーンアノールの分布拡大を早期に検知する手段としての有用性が示唆されました。また、葉上には他の生物の環境DNAも残されているため、今後、本手法は樹上で生活する幅広い分類群の検出にも応用が期待されます。
当センターからは、村上勇樹主任研究員、戸田光彦研究主幹、八神遥介研究員、芦澤航上席研究員、西脇拓朗研究員の5名が本研究に貢献しました。
〇京都大学:最新の研究成果を知る
樹上性外来トカゲの痕跡を探る‐葉面環境DNAのふき取りで高感度に侵入検知‐
詳しい研究内容(PDF形式)
〇環境省:関東地方環境事務所:トピックス
【お知らせ】樹上性の外来トカゲ検知手法の開発について
〇論文の書誌事項
- 掲載雑誌:Biological Invations
- 著者:Satsuki Tsuji, Yuki Murakami, Mitsuhiko Toda, Yosuke Yagami, Kou Ashizawa, Takuro Nishiwaki, Nayuta Yamamoto
- 論文タイトル:Developing terrestrial environmental DNA sampling methods for detecting arboreal invasive reptiles: a case study of the green anole in the Ogasawara Island, Japan
- 巻号:28, 80 (2026)
- DOI:https://doi.org/10.1007/s10530-026-03797-4
- URL:https://www.nature.com/articles/s41598-026-38177-4

