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鳥獣被害防止部

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鳥獣被害防止部の実績

1. 小笠原諸島植生回復事業におけるノブタ・ノヤギの排除

(環境省・東京都)

小笠原諸島に人為的に持ち込まれて野生化したブタやヤギ(以下、ノブタ、ノヤギ)が増え、小笠原固有の植生に影響を及ぼすだけでなく、土壌流失等を引き起こして周辺海域にも被害を及ぼすようになりました。このため、根絶を目的とした排除作業が行われています。またこれらの外来生物の排除は、世界自然遺産登録を目指す小笠原諸島にとっては避けられない課題となっていました。当センターでは、これまでに聟島、媒島、兄島、西島でのノヤギ排除、弟島でのノブタ・ノヤギ排除に成功しました。今後は、父島でのノヤギ排除を進めていきます。

 

2. 奈良大台ケ原におけるニホンジカの個体数調整事業

(環境省)

吉野熊野国立公園のなかでも特に規制の厳しい特別保護地区に指定されている大台ケ原では、1959年に近畿地方を襲った伊勢湾台風がそれまで覆っていた森林を破壊し、その木々が流出したことによりそれまで地面に自生していたコケ類が衰退、代わって、ササ類が繁茂し始めました。そのササを主食とするニホンジカの数が増え、針葉樹の実生や樹皮までも採食するといった複合的な要因によって周辺樹木が枯死するという現象が生じています。このため、ニホンジカの個体数調整事業を継続して実施しています。

 

3. 群馬県赤城山におけるニホンジカの個体数調整事業

(群馬県)

群馬県の特定鳥獣保護管理計画に基づき、赤城山の白樺牧場周辺に高密度で生息するニホンジカに対し、個体数調整事業を実施しています。環境省による鳥獣保護管理に係る人材登録事業により登録された鳥獣保護管理捕獲コーディネーター※を配置して、地元猟友会と協力するとともに、地元に継続した対策を実施できる体制づくりまでを視野にいれた事業を実施しています。

鳥獣保護管理に係る人材登録事業に関する詳細は、下記リンクを参照。
環境省 野生鳥獣の保護管理

 

4. 人材登録事業現場指導者研修会

(環境省)

市町村職員等で自らが狩猟免許等を取得し、野生鳥獣による農業被害対策を実施している担当者に対し、関係法令、体制作り、狩猟と個体数調整の違い、捕獲技術等に関する研修会を実施しています(平成20年度北海道西興部、平成21年度群馬県赤城山、平成22年度島根県美郷町)。

 

5. 各種講演会

(農業事務所、JA、地元猟友会を対象とした普及啓発活動)

これまで研究者による加害鳥獣の生態や被害防除対策に関して各種研修会等が開催されてきましたが、捕獲という面からの情報提供や技術紹介を行うことで、効率的な獣害対策を理解していただくために各種講演会に講師を派遣しています。

 

お問い合わせ

一般財団法人自然環境研究センター 鳥獣被害防止部

〒130-8606 東京都墨田区江東橋3丁目3番7号
TEL:03-6659-5610(平日10時〜17時)  FAX:03-6659-6333